税金の理念
税金は日本で暮らすために必要なお金を皆で出し合う、いわば会費のようなもの。日本で暮らす限りは納めなければならないものである。
どうして税金はこんな高いのか、いったい何に使われているのか、と一度は思ったことがあるかもしれない。ただ周りをちょっと見回してみれば実は知らないうちにサービスを受けていることに気がつくだろう。
たとえば道路のアスファルト舗装。これを自分の力で始めからやろうと思ったら大変だ。自分の納めた税金で舗装する技術をもっている人がやってくれたのだ。
それから警察が犯人を捕まえてくれるのもサービスのひとつ。治安を自らの手だけで守ろうとしたら戦国時代に逆戻りしてしまう。
それから火事になったら消防車が来て火を消してくれるのも公共のサービス。ボヤ程度ならいいが、いったん火事になってしまったら自分の手で消火するのは難しいし、生命の危険すらある。
ふだんはあまり気にすることがないかもしれないが、これらはすべて税金でまかなわれる公共のサービスということなる。それらにかかる経費をみんなで出し合おうというのが税金の基本的な考え方だ。
三井住友海上などで講演しているプロが教える節税方法